子連れコワーキング

オープニングイベント　レポート

未来に生きる、私の“当たり前”を変える働き方

京都市内、舞鶴市内ともに雪がちらつく中、オープニングイベントには、大人22名とお子さん8名が京都五条会場にお越しいただき、舞鶴には大人5名とお子さん3名に遠隔参加いただきました！

京都府さまよりこども青少年総合対策室松下さまのご挨拶、弊社代表取締役岡村のあいさつの後、アイスブレイクとして今日来たきっかけを皆さんでシェアしたあと、「いきいき働くうえで何がハードル？どんな環境が必要？」と投げかけました。

そのあとのパネルディスカッションでは、「地域の女性の働き方」を進める非営利型(株)ポラリスより取締役ファウンダー　市川　望美さま、「発達障害における就労支援」を行う(株)エンカレッジより代表取締役　窪　貴志さまをお招きし、今の世の中でまだ当たり前になっていない新しい働き方を進めている２社と「働きにくさ」を深堀りしていきました。

お話の中で、印象的だったのが、ポラリス様の「母は半分幸せでもありがたいと思わなければいけない」というお話。市川さんは、その言葉に違和感を持ち、わたしたちはそう思わされている、そう選ばされているのでは？と感じ、もっと私たちに「働く」という選択肢が多くあれば、「幸せ」を存分に感じることができるのではとお話されていました。

親の選択肢が広がることは、子どもの選択肢が広がることにつながり、それが未来を変えるきっかけになる、そして、私たちは幸せになってもいいんだと勇気をもらうことができたように感じました。

また、窪さんのお話では、同じリンゴでも違う見え方があるということ。

それは普段の生活の中でも、同じように同じものをみて、必ずみんなが同じ見え方をしないということ、また、当事者以外のコミュニティで話すことが大事、いろんな人と意見を交換し、理解していくことが、多様性につながると窪さんはお話してくださいました。

途中、最初に投げかけた「働く上でのハードル」をグルーピングしてみなさんと考えました。

今回１番大きなグループになったのは、「理解」。 夫、会社、周囲、など、様々な理解がまだまだ足りていない現実を痛感させられました。。。

今回のイベントは、舞鶴のFLAT+と中継をつなぎ、転勤族だから定職につきにくいという舞鶴の女性たちならではの「働きにくさ」とも一緒に向き合いました。

「フルタイムで働くことができない」、「人と同じようにできない」

マイナスに聞こえるこの言葉ももうまく生かせば、個性となり、

きっとその人たちにあった輝き方があり、その仕組みや土壌を作っている２社と、

それを広げていきたい、ウエダ本社・utenaworks。

制限された働き方も、特性として生かしていくことができる社会になれば

みんなが生きやすい社会に近づける気がします。

今回の子連れコワーキングスペースは、子育て中のママだけでなく、多様な人々の新しい選択肢や、価値観を広げていくきっかけづくりの場として運営ていきたいと改めて思わせてくれたイベントになりました！