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社長ブログ

2022.02.06

クラファンでの気づきとお礼

今回、クラウドファンディングを初めってやってみての気づきを改めてのお礼と共に纏めたいと思います。

遅くなりましたが、この週末で、今回クラファンにご協力頂いた方へのメッセージのやり取りがほぼ終わりました。

達成後、クラファン上で全ての方にはコメント入れましたが、改めて個別でのお礼メッセージを入れると、その事に又コメント頂くので、その返信をしていると結構な時間がかかりました。

メッセンジャーでのやり取りですので、友達になっていない方や、地域の方などで全く知らない方、仕入先さんなど会社に直接お金を届けて頂いた方には、そのメッセージは送れていないのですが、このブログが届けば、お礼に代えさせて頂きたいと思います。

個別メッセージを送ると、クラファンサイト上のメッセージに加えて、わざわざメールを頂いて!と恐縮される方もおられましたが、この行為には、私が今までクラファンに対して正直、肯定的ではなかった理由もあって、それだけにきっちりしたかったという面もありました。

今、クラファンも色々なものがあり、金余りからベンチャーなどに対してはジャブジャブ投資や出資も行なう風潮もあって、簡単にお金を集める事ができますが、事業を生み出していく人は、事業でお金を生み出していく事の大変さ、それだけにその有難さをまず身に着けるべきで、簡単にお願いしてお金を”貰う”様な事など良くない!と思っていた事もあって、クラファンで、プロジェクトではなく、事業に関するものについては、私自身、協力しなかった事さえありました。

それでも、これまで何度かお金も出して来ましたが、お礼も言ってこない所もあったり、余計に、そんなお金の重さを分かっていない所が、”簡単に”お金を集める事や、そんな機会を与える事に対して懐疑的だったのです。

古臭いと思われるとも思いますが、事業で生み出すお金や、それで生み出された大事なお金を、自分や自分のプロジェクトに出してくれる事の重みを分かる人でないと、いつか来る苦境には勝てないと思うので、これは時代とは関係なく最も重要な事だと思っています。

そんな事で、クラファンについては、付き合い上、しょうがないから協力するという感覚しか持っていなかった私が、今回は、丹後というエリアで地域のハブとなる拠点づくりを行なっていくにおいて、地域の方に知ってもらう事と、自分事として関わってもらう事を目的として、正直、お金は二の次で、達成できなくても良いという安易な気持ちで始めてしまったのでした。

そんなノリでしたのでうまくいく筈がなく、締め切り少し前には、諦めようとさえしたのですが、”地域の発展の為に”と、知らない方も含めて結構な数の方が応援して下さり、これは達成しないといけないと本気になったのは、一週間前でした。

そこからスタッフにも声がけしてもらったり、シェアなどの協力をお頂いたりして、後は祈るばかりでしたが、最終日などは信じられない位に見る見るご支援が集まり、目標を達成する事ができました。

今回初めて、支援される側に回って、出す側、頼まれる側では悪気なくした対応や、言動が冷たく感じる事が分かったり、イザと言うと動いてくれなかったり、逆に、長らく会ってなかったり、あまり知らない人がサッと協力してくれたり、そんな風に考えてくれていたんだと感激する事があったりで、人の機微も色々と見えたりもしました。

という事でこれまで、私がクラウドファンディングというものの本質を理解できていなかったのですが、世の中にとっての価値あるプロジェクトを生み出していくにおいて、共感を生み出していく事業やプロジェクトにおいて、有効な手段だという事を感じました。

中には少額で申し訳ないと恐縮される方もありましたが、そういう額の大きさの話ではなく、想いを寄せて頂いたお金の価値と重みをしっかり感じて、地域の役に立つ場にしていける様、使わせて頂きたいと思います。

ご協力頂いた方には、このクラファンが成功したから、これができて、そしてこんな価値を生んだのだと感じて頂ける様にしていきたいと思いますので、是非、ATARIYAと丹後とのご縁を今後も持って頂けます様お願い致します。

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