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社長ブログ
2021.01.10
令和イノベーション
2021年の幕開けは、初日の5日も人数を絞って開催する予定であった京都経済四団体の年賀交歓会がオンラインに変更しての開催となり、週末には東京と近郊三県に緊急事態宣言が発令されるという、前途多難なスタートとなりました。
コロナの対応や、社会の反応については、当初からずっとモヤモヤ感というよりは、腹立たしさを持っていて、この場も含めて発信したり、スタッフに至っては、しょっ中私のボヤきを聞かされていると思いますが、天災などでも上辺での対応をする事で事態を悪化させる人災を起こすことが多く、コロナが発生した時から、この問題は一過性のものではなく長期的なもので、更に新種のウィルスということも考えれば、これから人類がずっと付き合っていかなくてはならない問題だけに、異常に騒ぎ立てて、表面上の現象で対策を取っていくことが、実質以上の人災となってまう事を危惧しています。
GOTOでも給付金でも、数字(ビジネス)感覚無い人が、都度都度の対応をしていて、形式的なのか高圧的なのか、きめ細かさや、考え抜いたという感じを受けないのですが、給付金6万円支給で、8時迄営業に従わない店名を公表や罰則まで検討されるというのがその最たるものです。
これに対しては、感染のリスクは飲食の際が高いからだという説明になると思いますが、まずお酒を提供しない様な定食屋さんでも同じ扱いで、それもダメならランチも同じリスクがありますが、それはいいのでしょうか?
要は完全封鎖をして、それに従わないのが罰則なら分かるのですが、ごくごく一部だけ、しかも飲食店だけで何故、給付金や罰則を一律に設けるというのは、実体的な効果を考える思考からすれば考えられない話だし、お金だけばらまいて対策を取っているつもりになっているか、いずれにしても実態に踏み込む覚悟が無い事を表していると思います。
聞く所によれば、個人事業の様な飲食店が休業として給付金ももらって、店は閉めながら常連客だけに営業している所もあるそうですが、そういう所は給付で儲かり、取引業者には迷惑かけられないからと、赤字覚悟で営業を続け、8時迄など従えないとやった所は悪者で罰せられるという真面目な所が馬鹿をみることにもなるのです。
そして一番深刻なのは医療関係で、医療崩壊をいうのなら、全体、全国の医療機関で対応できるように何故できないのか?テレビに出ている偉い先生方も現状でのできない事ばかりで批判してないで、テレビに出まくっている時間を減らして、抜本的な改革に時間を割いてほしいものです。
と、コロナ対策については、朝まで討論でもしないと収まりませんのでこのくらいとして、我々も文句だけ言っているのではなく、そんな時代、状況でどの様に対応していくか?を考えていかなければなりませんが、まずはそれぞれが視座を高める事が重要だと思います。
精神論の様に思われるかも知れませんが、全てと言っても過言ではないと思いますが、表面的、近視眼的なものの見方になって来た事が人災を引き起こしている原因にも感じます。
実際、結果が直ぐに出ない(その結果自体企業で言えば短期的利益など)事に対して、強烈な圧力をかけ、従わざるを得ない構図にして、本来であったり長期的に必要な事に向かえない状況にしておいて、その事によって違う問題を次々と生み、それを又バッシングしているという事を皆でやっている状況に気づいていく為にも、一人一人が視座を高める事からしか始まらない様に感じます。
そういう意味では、コロナは立ち止まらざるを得ない状況を各所で生んでくれたのですから、それぞれがそれぞれのスタンスから視座を高めていく時間に向けていければと思います。
政府はテレワーク7割!と言っていて又罰則と言いかねないですが、7割の達成は置いておいたにしても、テレワークの推進は図っていかなくてはなりせん。
実際テレワークなどできない、あるいは在宅などではそれだけの仕事量が無いという場合でも、シフトや有給なども絡めて、一人一人が視座を高める時間に費やしていく事を進められないでしょうか?
どうせ以前の様にフル回転で働けなかったり、人と集まる時間や会う事も減らさざるを得ない状況なのですから、その間にそれぞれを磨く時間に使ったり、これを機に副業やプロボノなどで違うキャリアを積んでみるのも良いかも知れません。
コロナの前例?としてよく話に出てくるスペイン風邪は1918年から1920年に世界では4000万人、日本でも40万人が死亡したとされていますが、第一次世界大戦の終戦、関東大震災から世界恐慌と続いて、経済的には停滞した時代でありながら、一方では建築やファッションなどでも大正ロマンと言われる洋と和、明るさと暗さが混ざった様な文化を生み出しましたが、ある意味これは停滞した所から生まれたのではないか?と思います。
スペイン風邪は第三波から終息を迎えたそうですが、コロナもいずれは収まる事は間違いないので、この言わば停滞しなければならない時間を有効に、色々なものを融合していく期間にしていきたいと思います。
スペイン風邪の際は、その世界不況から第二次世界大戦に突入していくのですが、その二の前を踏まない為にも、それぞれが停滞する時間を使って視座を高めて、令和イノベーションなる時代にしていかなくてはならないと思います。
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