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社長ブログ
2020.08.23
働くとは、人が重なる力
少し時間は経ってしまいましたが、お盆休み前の8月8日に、〇〇さんと岡村社長の考えるシリーズの第三弾で、リクルートキャリアHR統括編集長の藤井さんをお迎えして、”わたしと組織のみらいのカタチ”をオンラインで行ないました。
リクルートの”エバンジェリスト”として、正に”働く”という事に対して、様々な角度から見て来られた藤井さんだけに、今回も私自身の関心事であり、教えて欲しい事を聞いていく感じで、私自身が楽しんでスッキリしていた様に思います。
withコロナ時代の働き方やオフィスがどうなっていくのか?というのがこのシリーズの問いですが、”漢字博士”でもある藤井さんは初っ端から、働くというのを分解すると、人が重なる力という事なので、そこを考えていくと変わる所と変わらない所があるのではないか?というお話でスタートしたのですが、人が重なる力を、オンラインだからできることとオフラインでないとできないことで考えていけばいいのだとスッキリしました。
又、経営の”経”は正しい道筋を表していて変わらない理念であり、”営”は行動を表していてこちらは変化していくもので、正にこの縦糸と横糸を紡いでいく事は、時代が変わっても変わらないのではないか?というお話でした。
この他にも示唆に富んで分かりやすいお話を沢山頂いていますので、又、ウエダチャンネルで纏めてUPする様にしますので、楽しみにして下さい。
そして長い休み明けの今週は、毎日社員面談の週でした。
休み明けで、今動いている複数のプロジェクトや、来月の京都流議定書に出演頂く方々とのやり取りなどを合間で進めながらでしたので、ちょっとタイミングが悪かったのですが、9月からの新期に向かう為にも、この時期で行なう事にしました。
この面談では、それぞれの役割を擦り合わせするのですが、会社において、それぞれのやりたい仕事とやるべき仕事をどうバランスするのか?を決めていくもので、全員がうまくバランスを取れるのが理想です。
中には、バランスが取れていてイキイキとやってくれていて、「この環境に感謝します」とまで言ってくれる人もいますが、とは言え全員がやりたい事ができるという訳ではありませんから、そのバランスからくるモヤモヤ感を、どうしていくのか?を考え方を含めて、話していく時間となっています。
今回一番嬉しかったのは、一年前のこの面談で、「一度アルバイトになってやり直せ」と、勿論本人とも相談の上、現場などを経験させたスタッフが成長をしてくれていて、この経験が強味となる可能性を本人自身が見い出してくれていた事です。
彼の場合は親元にいて、お金が無くても食べていける環境ではあったので、そんな荒治療も行ったのですが、この場合は、まず徹底的にやるべき事(仕事)を身につけろ!という事でした。
複業をする事によって、イキイキとする様になったスタッフもいます。
正直、我々の様な中小企業では足らないスキルだらけなので、来てもらう側の複業(副業)は大歓迎なのですが、こちらの正社員のスタッフが他で働くとなると、ただでさえ足りない手が減る事になるので、サイボウズさんの様にはできないなぁと思っていましたが、やりたい事が外にある場合は、それを外でやる事で、会社内のやるべき事に集中できるのだと気づかされました。
と言うと、素晴らしい会社の様に聞こえますが、勿論、全然考えられていないという人もいますし、バランスの中でモヤモヤとしている人も多くいます。
こういう面談もそうですが、意見を言える機会があったり、言っていける風土があるのは大変重要だと思いますが、本人が自律(立)している場合の要望は、それを聞いていくとドンドン良くなっていきますが、依存している人の要望は聞いていっても、いつまでも周りに対して権利主張するだけで、良くならないケースも多く、その違いを如何に気づいてもらえるか?が大変難しく、悩ましい所です。
ティール型を始めフラットな組織や、何でも否定されず肯定される関係性が良いとされるケースが多いですが、実際の事業を創った事が無い人達が、やりたい事だけを求めていく風潮を進めていくのは危険だと思いますし、その本人が先々しっかりやっていける様になるのか?を考えると、手放しにその状況が良いとは言えないと思います。
それこそ、社長が偉いという話ではありませんが、ただ、会社の中で普通は社長が一番重要な仕事をやっている筈ですから、その時間の中で面談を最優先しているという事を想像できる人であれば、その時間を自分にとっても有益なものにしようとしますし、そういう人は自律(立)した働き方をしていけるのですが、そうでない人は、これからテレワークという状況になっていくだけに、あえて、やるべき事をしっかりやる所を先に考えないといけないと思います。
これから、人の接触は減っていかざるをません。
その中で、人が重なる力を上げていく為には、依存型の人を減らしていかないと、重ならないか重なるとかえってマイナスの力を掛けてしまう事になってしまいます。
やりたい仕事とやるべき仕事のバランスを、それぞれの状況、立場、力量などでしっかり考えていく事が、これからの組織においては、大変重要になると思います。
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