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社長ブログ

2020.08.01

メンタルのディスタンス

今週で7月も終了しました。

ここまで梅雨が明けなかったのも異常ですが、世界経済においては、米国の4月~6月のGDPが前年比率換算で32.9%減少で、これは統計のある1947年以降最大の減少との事であり、ドイツも年換算では30%半ば、ユーロ圏40%、ブラジルは51%減と、かつてない危機を世界一斉にもたらしています。

ただこれも、まだまだBtoCが主を占めている数字で、これまでは受注残を持っていた製造業を中心に、コロナの影響を受けた数字が出てくるのは、まだまだこの先になる事を考えても、本当に深刻な状況なのですが、毎日、ひょっとして楽しんでるんじゃない?と疑いたくなる程、そもそも比較できない数字の悪い所を切り取って垂れ流している状況では、誰もが不安になるのも当然だと思いますし、そんな中で、腹の座らない施策を打って袋叩きに合って右往左往する政府と、その失点を責める事しか無い野党という構図の中で、元々のコロナの問題から、経済や教育や地域など、ありとあらゆる事が浸食されて、結果的には回りまわって、より国民が困っていくという事に皆が気づいていかなくてはならないと思います。

そんな中ではありますが、今週も良い話、有難い話、面白い芽は沢山ありました。

一つ一つは、言える様になれば(笑)紹介していきたいと思いますが、今週は与謝野町に行った際、舞鶴でオフィスを手掛けさせて頂いた松井アーキメタルさんに訪問して来ました。

(オフィス写真は、しっかり納入された際にUPします。)

元々はこれも、京都信用金庫さんの本店経営者の会で榊田理事長から、我々が京信さんのオフィスリニューアルを手掛けさせて頂いたのをご紹介頂き、それを聞かれた松井専務が是非にとご指名頂いて実現したのですが、これを設計された牧野研造建築設計事務所さんはうちの南ビルにあり、言わば自分の所の店子さんを、京信さんに紹介して頂いたのでした。

これも松井さんが本社オフィスを牧野さんに頼まれて大変満足されて、是非工場もという事で頼まれ為、その先生と一緒にやって欲しいという事で紹介されたのですが、この先生が又大変素晴らしく、我々スタッフも気持ちよくやらせてもらって、結果皆が気持ちの良い仕事をさせて頂いた案件でした。

京信さんからこういう形で紹介を受け、ユーザーさんからご指名で受けた仕事ですから、しっかりやらないと京信さんにも迷惑をかける事になるので、結果的に良いものになるのだと思いますし、こういう形で作られたオフィスは、できてからが全然違うものになっていくと思います。

他でもそうではないかと思うのですが、取引先を”業者”として扱って、値段を叩きまくって自社だけが儲かるという事でやっている商品と、パートナーとして信頼関係で一緒に作り上げた商品とは、魂の様なものが宿って、違うものになっていくのではないでしょうか?

そしてまた今回、ご一緒させて頂いたその先生から、新たなユーザーさんを紹介頂く事になったのですが、これは昔ながらの”人間関係を作って商売する”というのとは全く違います。

人間関係を作って、、、というのは聞こえはいいのですが、昔で言えば、飲み食い接待をして仲良くなってビジネスをするというもので、それはもうコロナの時代には、そんな距離感は取る事はできません。

フィジカルな距離は取らないといけないだけに、メンタルでの近い距離はより重要になっていくのは間違いないですし、やはりコロナの時代、こういう所から大きく構造が変わっていくのだと思います。

昔ながらの視聴率競争から歪んでしまっているマスコミが、コロナによってこれまでのビジネスモデルが崩れていく事が、ある意味正常化に一番効果があるかもしれません。

コロナもマスコミと、マスコミをそうさせる構造も侵食してくれないでしょうか?

 

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