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社長ブログ
2016.10.15
東京三日間で感じた使命感
今週は、ブロックスさんの第17回日本を元気にするセミナーに参加してきました。
毎年、京都流議定書もご協力頂き、京都での試写交流会や知恵の場関西も一緒に運営させて頂いているブロックスさんの一番のイベントですから、そりゃ参加しないと!と行ってきましたが、実は三年振りでした。。
経産省でも、おもてなし企業やホワイト企業などを表彰する他、ソーシャルビジネスというものには大手まで、こぞって参入している時代ですが、17年も前から良い企業、利益のみを追求するのではなく、人や地域を大切に考える会社を追いかけ続けておられるのですから、この世界の老舗と言っても過言ではないと思います。
三年振りに参加すると、午前中の大久保寛司さんのセミナーも、百数十名の参加者の中、半分以上が初めて話を聞くという方だった様に、参加メンバーも変わっているというか、広がっている様に感じましたが、これだけでもブロックスさんの功績は大変大きいと思います。
そんな今年のテーマは「使命感」
”良い会社オタク”と私は評していますが、西川さんらしいディープなテーマで、
バグジーの久保さんは、時間を何の為に使うのか?を考えている人が使命感を持っている。
使命感は限られた時間の使い方だとして、”人の喜びで生きていこう”と決めた所から現在に至るお話をされていたり、西精工の西さんも、”社員を幸せにする使命感”で展開しておられる事例をいくつも話され、考えさせられました。
使命感と責任感の違いは?という問いかけから、セッションはスタートしましたが、私自身、ディープな話で言えば、使命感での仕事をする事が生きる目的でもあるのに、まだ、命を使うという仕事にする事ができず、責任感でのオペレーションレベルの仕事しかできていない様に感じました。
大手広告代理店での自殺問題から、長時間労働がより問題視されていくと思いますが、長時間労働が問題ではなく、そうせざるを得なかったり、組織、人、社会、の価値観の方向づけが違っていっている所が問題なのですが、昨今の日本の風潮では、労働が悪いものとして、若い世代に植え付けられていく事が大変恐ろしくも感じます。
日本の自殺の特徴は50代の男性が多い事が世界でも異例な様ですが、これから想像できる事も長時間労働自体が問題というよりは、教育費、住宅ローン、会社での責任か、もしくはその反対にレールから外れたかの境遇など、想像しただけでも息苦しくなる構図が浮かびます。
今週は久しぶりに三日間東京に滞在し、色々な方とも会いました。
ある大手設計事務所にも訪問しましたが、その受付では、正に大手企業のスーツを来た方々が千客万来で賑わっていました。
我々も、オフィスにおいてですが、工事などを行っている立場からすれば、こんな大手の設計事務所などに出入りできるものではないのですが、そんなヒエラルキーとは関係のないところで、ご案内をして頂いており、ここでも日本の大企業のカッチリとした息苦しさと、違う潮流の様なものを感じていました。
クラウドファンディングではTOPというより、実質日本でクラウドファンディングを広めた、READY FORの米良さんとも会っていました。
私と会う前日の夜は、ある大臣からヒアリングを受けていたそうですし、私とのミーティングが終わった後は広島に来日中のコトラー教授に会いに行かれました。
そんな彼女から相談したいとの事で会ったのですが、若干28歳、今や社員50名以上の会社になり、最近の悩みと今後の展開を聞かせてもらったのですが、昨今のソーシャルで持て囃される事にも浮かれず、会社の課題に対しての対策と仕組化など、経営者としても既に的を得ているのに驚いたと共に、それこそ、使命感からか、東奔西走している姿が美しく感じました。
業界であれ、政界であれ、ヒエラルキーの中で日参して順番で並ぶような世界ではなく、多様な価値観の中で、それぞれが、自分で働き方や時間の使い方を決めていければ、ストレスは全く違ったものになりますし、フロー状態で仕事も行なえば、楽しくってしょうがないという事になると思います。
国も色々考えている間に、本末転倒な事になっていかない様に、働き方の変革、働く事や、仕事に対しての閉塞感を無くしていく事に、私の命=時間を使っていきたいと思います。
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