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京都の中小企業とITと私
2018.10.23
ウエダ本社が遭遇した、システム導入時の最大の問題とは…!?
こんにちは!中江です。間もなくハロウィンですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?(*^^*)この季節は美味しい食べ物もたくさんで目移りしてしまいますね♡ちなみに私が大好きな秋スイーツはモンブランです♡
前回のブログでは、ウエダ本社さんが長年抱えていた顧客管理に関する課題についてご紹介しました。本日のブログでは、そんなウエダ本社さんがどのようにこの課題を解決してきたのか、また施策を実行する上で難しかったポイントについてお聞きした内容をご紹介します!
今回は前回に引き続き営業マネージャーの原田さんと、サーバーなどのシステム周りと設計を担当されている安藤さんに教えていただきました。
中江:原田さん、本日もよろしくお願いします!前回「顧客管理」に課題を感じていたところまでお聞きしましたが、その後貴社内でどのような取り組みをされたか教えてください。
原田さん:前回のお話の続きになりますが、数年ほど前から「いつでもどこでも働ける」環境づくりの一環として顧客情報についてシステム化しようという話になりました。そもそもお恥ずかしい話なのですが、顧客管理が上手くいっていなかったために、本来受注できるはずの案件が失注してしまうなど問題がいくつか起こっていました。そこでITシステムについていくつか検討していたのですが、正直よく分からなくて(笑)私たちはITの専門家では無いので、どういう基準でシステムを選んでいけば良いのか困っていました。
中江:確かにITに詳しくない方だとどのシステムが自社に合っているかなどの選定はとても難しいですよね。ではその後どのように製品の選定をされたのでしょうか?
原田さん:「顧客管理」をキーワードにいくつかITシステムを調べました。その時にsalesforceやサイボウズさんの kintone などいくつか候補を挙げました。元々ウエダ本社では「サイボウズ Office」を自社で利用していた事もあり kintone については聞いたことがありました。またノンプログラミングでシステムが構築できるという手軽さや何よりも価格面について kintone の安価な価格設定に魅力を感じていました。
中江:そうだったんですね。確かにCRM(顧客管理)の領域でsalesforceさんとは比較いただく事が非常に多いです。
原田さん:やっぱりそうなんですね。ただうちにとってsalesforceさんのあの価格にはしり込みしてしまいました^^;あと当時ウエダの岡村社長がサイボウズさんの青野社長とお会いする機会があり、その時に kintone を見せてもらったそうなんですよ。そこから社長が kintone をすごく気に入って、「ウエダでもとりあえず kintone を導入しよう」という流れで導入に至りました。
中江:製品の分かりやすさや価格に加え、社長の一声で導入が決定されたんですね。その後の導入はうまくいったのでしょうか?
原田さん:その辺りは当時 kintone を担当していた安藤さんが詳しいんじゃないですか?
↑安藤さん、原田さんとの対談の様子
中江:安藤さん、よろしくお願いいたします!安藤さんは普段どのような業務をされているのでしょうか?
安藤さん:中江さん、よろしくお願いします。ブログ拝見しています。実は私、システム担当ではなく元々は設計の人間なんですよ。今は社内サーバーの管理やその他システム周りなどいろんな事をやっています。
中江:ブログ読んでいただきありがとうございます!(照)システムの方ではなかったんですね!kintone 導入に対して皆さんどのような反応だったのでしょうか?
安藤さん:当時ウエダ内では「業務改善委員会」という社内の業務を改善するプロジェクトチームがあり、私もそのメンバーでした。 kintone の導入については私たちとしては社長の一声だったので、初めはどんなシステムなのかよく分かりませんでした。
↑当時のシステム担当の安藤さん(左)と営業マネージャーの原田さん(右)
中江:そうだったんですね…!では中々導入も進まなかったのでしょうか?
安藤さん:はい。正直なところあまり上手く使いこなせなかったですね^^;サイボウズさんのオフィスにも伺い製品説明をお聞きしたりもしたのですが、実際に kintone を利用するのが営業だったため、あまり具体的なイメージが持てずに終わってしまいました。また、自分たちも普段別の業務と並行しながら進めていたので、中々 kintone に割く時間を持てなかったことも上手くいかなかった要因かなと振り返っています。
中江:ご自身の業務と並行しながら、初めて触るシステムを導入していくことってとても大変そうです。。ちなみに kintone を触っていて分かりづらい点などは無かったですか?
安藤さん: kintone の操作自体はそれほど難しいものでは無かったですね。ただ一点だけ、マニュアル等が全てデータとしてしか無いと思うのですが、出来れば紙ベースで欲しかったですね。
中江: kintone 自体に拒否反応が出ていらっしゃらなくて安心しました…!紙のマニュアルですか…!サイボウズに入社してから紙のマニュアルというものをほぼ触ったことが無かったので少し驚きましたが、確かに電子機器とかって多くは紙のマニュアルが付いていますもんね。貴重なご意見ありがとうございました!
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今回もお二人とのお話の中でたくさん学びがあったので、本日の学びをまとめてみようと思います。特に今回のお話の中ではシステムを導入前後の難しさについて教えていただきました。
①自社にIT専任者がおらず、どのシステムを選択すれば良いか分からない
②導入したは良いものの、IT専任者を付ける事が出来ない
③実際にシステムを利用するメンバー以外がIT担当者になる事がある
お二人からお話を聞いていると、自社にITの専任者がおらず人事総務の方や社長自らがシステム導入に関わるという企業がかなり多いという事に気づく事が出来ました。IT企業という比較的ITに明るい人たちが周りに多い自分にとっては衝撃でもありましたが、日本における企業の課題について教えてもらえたように思います。
次回ブログでは、そんなウエダ本社さんがどのように kintone 活用まで進めて来られたのかについてご紹介していきます!
それでは今回も私が感じたウエダ本社さんの素敵なところを紹介して終わりたいと思います~♪
【ウエダ本社の素敵なところ③】屋上のお庭
ウエダ本社さんの屋上には実はお庭があるのです…!屋上には芝が敷かれ、家庭菜園もされているとお聞きしました。今年の夏はスイカもとれて皆さんで召し上がったそうです^^私も初めの頃に一度だけ屋上に入らせてもらったのですが、とっても気持ちよくリフレッシュする事が出来ました。たまーに屋上でBBQなどされることもある様です!何とも羨ましい♡ちなみに、気になっている方も多いと思いますが、屋上でバンザイしているお兄さんですが、次週以降のキーパーソンです。詳細は来週ご紹介していきますのでお楽しみに!
↑ウエダ本社屋上の様子。ダンスが出来るくらい広々しています。
ぜひ次回も読んでいただけると嬉しいです♪
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