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社長ブログ

2018.08.05

11年目の京都流議定書と81年目のウエダ本社

第11回の京都流議定書も沢山のお客様にお越し頂き、無事終了しました。

昨年までの三日間開催ではなく、今年は一日開催でしたが、話題のTealをテーマに、今や大忙しの嘉村賢州さん、元ボストンコンサルティングシニアパートナーで総務大臣補佐官も務められた太田直樹さん、リクルートNEXT編集長藤井薫さん、ダイアモンドメディア代表の武井浩三さん、ジャーナリストの瀬戸川礼子さんという皆さんのお陰で、一日に凝縮された濃い内容にする事ができました。

イベントの運営については、毎年三日間をこなしてくれていますので、安心していましたが、期待以上であったのは、司会を任せていた来年入社の内定者が、プロ顔負けの司会ぶりで見事に務めてくれた事ですが、”私、本日の司会を務めさせて頂きます、来年4月ウエダ本社入社予定の~と申します”というスタートの挨拶から会場を沸かせていました。

京都流議定書というイベントを第一回から、自分たちで手作りで行なって来て良かった事は、ここでのスタッフの姿に、会社の価値が現れているところであり、実際、来場された多くの方々が、スタッフの対応を褒めて頂き、ウエダ本社の見方を変えて頂く事に繋がっている事です。

この内定者のこの件も、いくつかの点で、おおいに会社価値を高めてくれました。

今、一般的に中小企業は特に採用には苦労されていて、仮に内定と言っても、来年4月まで本当に入ってくれるかどうか分からないという所が多い中、この時点で内定者との関係性ができている事と、その内定者に、いきなりの場が与えられ、それに見事に応えられる優秀な人が、我々規模のところに入っているという事などを、冒頭の挨拶のワンフレーズで表してくれたのです。

当たり前ですが、この様な事は、すぐにできる訳でも、突然起こる訳でもありません。

それこそが風土づくりだと思いますが、これも毎年言ってる様に、京都流議定書という場が我々にとって最大の研修であり、その蓄積が風土を作っていっているので、これも11年の積み重ねの賜物だと思います。

今回のテーマのTeal組織というのは、特に大企業に多い、達成型組織の対局にある、自然の摂理に合わせた様な、個々やチームが機動的に動いて対応していくという組織ですが、こと京都流議定書の時だけは、うちの会社もTeal組織に近いのではないか?と思います。

実際、毎年、テーマと出演頂く方を私が決めた後は全て、スタッフで自主的に運営してくれており、今回の内定者を司会にするのも、面接に関わっていたスタッフが、この内定者が放送部での経験を覚えていて、”彼女ならできそうです”との提案からでした。

夜にはウエダ本社80周年の懇親会を、スタッフとOB、仕入先さんとパートナー企業さんという内輪で行いましたが、こちらの司会は、同じく来年入社予定の男子学生に、内輪の会で失敗しても良いからと、当日ぶっつけ本番でやらせた(これはTeal的ではないですね)のですが、緊張すると言いながら積極的にやってくれて、こちらもやはり、うちを目指して来てくれただけに、既に価値観が合っている事を見せてくれていました。

この80周年は、スタッフと私の兄でもある前社長や、分社した時期の子会社の代表なども含めたOB、仕入れ先さんも代表ではなく、普段お付き合い頂いている担当者の皆さんと、今後連携を図っていくパートナーの皆さんという、ある意味変な顔ぶれでしたが、この光景自体が、まず他ではない、ウエダ本社の価値だと改めて感じました。

そんな蓄積の大切さ、繋がり、そしてそれらの重みを感じる事ができた今年の京都流議定書と80周年でしたが、来年からの京都流議定書は、よりTeal的な場にしていけないか?と思います。 

という事で指示はしませんが、そうなっていかないかなぁ。

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