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社長ブログ
2016.12.10
働き方変革を実現する為に
今週はサイボウズさんの大阪10周年イベントに参加していました。
グランフロントに2500名程集めてのイベントは盛大でもあり、共に生きるがテーマであった様に、温かみのあるものでした。
昼一のセッションしか出られなかったのですが、”男性学”という耳慣れぬ話はなかなか面白く、考えさせられるものでした。
働き方変革、女性の活躍推進は、女性の立場ばかりにSPOTが当たっていますが、男性側の環境も変えていかないと、女性の立場の向上にも繋がりません。
結婚相手に求める条件で、男性に求める1位は経済力で、やはりまだまだ男性は、外で稼ぐものという社会的な位置づけがあります。
先進国の中で、日本は結婚相手の男性に求める条件が厳しい(多岐に渡る)と聞いた事があります。
それに加えて育児、家事への参加が求められ、効率化が進む会社では細かい業務に忙殺され、何だかんだ言っても、男性は強いものという概念から、弱みを吐露できないという現実もあります。
年間自殺者3万人の内、約2万人が中年男性という事も、日本の大きな特徴だそうですが、今の流れが進むと、より男性、特に家族を持ち、ローンを抱えるお父さん達は、追い詰められていく事も注意しておかなくてはなりません。
と進めてくると、日本人男性の家事、育児参加は、圧倒的に少ないじゃないか?今の流れを逆流させる気か?と、女性から怒られそうですが、そういう話ではなく、男性が家事、育児参加できる、女性が働きやすい環境を作る、という事において、この男性側の問題も考えないと、歪を増やすだけになると思うのです。
100人いれば100通りの人事制度、と、サイボウズさんは掲げておられますが、男性がどう、女性がどうという事ではなく、全員が違う働き方で、それを自らが選択できる様にしていく事、それが抜本的な解決策だと思います。
企業と社員が共有すべき価値観や果たすべき社会的使命を明文化した、ミッションステートメントというものがありますが、個人や組織だけではなく、夫婦や家族のミッションステートメントを作り、各家庭内で稼ぐ人は誰か?その割合は?という事を考え、それから来るそれぞれの働き方を、会社と話をし、その働き方に対する評価を決めていく事にしていかなければ、本当の働き方変革に繋がっていかないと思います。
社員達にはミッションステートメントを作ってもらうと共に、各家庭でのミッションステートメントを考えてもらい、その上で、個々の生き方から考えた働き方のウエイトやスタイルと、会社での役割を擦り合わせていきたいと思います。
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