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社長ブログ

2016.01.10

グローバルではなくユニバーサルで

今週は、賀詞交歓会、年始の挨拶、訪問、新年会という一週間でしたが、停滞していると言いつつ、皆さんの雰囲気も、概ね2020年頃までは、良くなっていくという感じでした。

今年は十干と十二支の組み合わせの干支で言えば丙申(ひのえさる)ですが、申という字は、樹木の果実が熟して固まっていく様子を表すそうで、固まるのは困りますが、未来に向けての新しい果実が実っていく事を望みます。

その雰囲気とは裏腹に、年初から中東、朝鮮半島などで物騒な動きが広がり、中国経済への不安も絡んで、日経平均株価は年始から5日連続の下落でスタートし、これは平均株価を出す様になってからのワースト記録だそうです。

この裏腹さは何なのでしょうか?

確かに、インバウンドが凄まじい勢いで伸び、観光関連を中心に活況を呈しており、2020年までは間違いなく伸びていくでしょう。

日本の様々な価値は、今まで当たり前に思ってきた物やサービス、思いもよらない場所や、カルチャーなどが脚光を浴びて、海外の評価から再認識するケースがドンドン起こってくるでしょう。

その中で、今後の人材はグローバルな視点を持たないといけないと言われますが、日本で言われるグローバルという感覚が、何か違う様に感じます。

グローバルという単語はグローブからきており、”球”というニュアンスの”世界”ですが、日本で語られるグローバルは、何か平面的で、平面的であるが故に、グローバル感覚というものを何か別物と捉えている様に感じてなりません。
当たり前ですが、地球は繋がっており、ましてやネット社会において、ドメスティックかグローバルかなどという分け方はなく、そういう意味ではユニバーサルという言い方が適切ではないかと思います。

そのユニバーサルにも色々な訳がありますが、使うなら世界という意味ではなく、宇宙でもなくもっと根源的に、万物の、という視点が重要になってくる様に思います。

そんな視点から見れば、ドメスティックとグローバルでの裏腹さも感じず、日本にとってや、世界にとってでもなく、人類にとって進むべき道が見えてくるのではないでしょうか。

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