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社長ブログ
2020.03.14
意図しない罪を広げない様に
今週の日経平均株価は3318円下落し、過去最大の下げ幅を記録しました。
過去最大という事はリーマンショック後よりも悪いという事ですが、更に感染は世界で広がっていくでしょうから、世界経済においてはまだまだ底が見えない状況です。
そんな中、実は我々もかなり大変な状況なのです。
本来であれば我々はB to Bビジネスですから、こういうケースでは、いずれ影響は受けるにしても短期的には影響がなく、実際ウエダ本社では、今週でも先々のお話を頂いております。
ところが、今年一月から経営権を取得したフィリピンセブ島の英会話スクールは、to C(一般消費者向け)ビジネスで、全ての予約がキャンセルになっています。
飲食業や観光業が、”3割ダウン””半減”などと言ってますが、それどころか、全く”ゼロ”という状態で、これが引き継いだ途端、何故そうなるの?と、笑ってしまう様な(笑ってしまうしかない)タイミングで直面しているのです。
リーマンショック後の世界不況と比べてどうか?という話題もされますが、私個人的には、リーマンショックの際よりも今回は、”気”の影響が大きいと思っていて、それだけに余計に、整合性の取れない騒ぎ方をする事は、コロナ自体の問題以上に大きな問題を生んでいくと思って危惧しています。
リーマンショックは金融工学の綻びというか、米国中心に進めて来た資本主義?の化けの皮が剥がれたという事ですから、米国一強で来た世界はこれから何処に向かうのだ?と指針を失ったという事ですが、それに対して今回のコロナ問題は、いずれは収まる話なので、大変な問題ではありますが、どう対処するか?の話なのです。
ただ、原因が分からず、それこそ対処のしようがないから不安になるのですが、分からないのに事実以上、酷い場合は、脚色してまで騒ぎ立てて、結果、不安のスパイラルを起こしていって、リーマンショックの時以上の”気”を、落とし込んでしまっている様に思います。
笑ってしまう様なタイミングでというのは、私自身は、何度も話している通り、ウエダ本社では思い切りマイナスからスタートで、自分のやりたかった事より、会社や雇用を守る事を優先して来て、その中で役割を果たしながら目指していた方向に少しづつすり合わせて来たのですが、気づけば20年が経過していた今年には色々な事が重なり、”機が熟した!”と、元々やりたかった方向に向けて、自分では初めて攻めに転じた途端こんな事になって、つくづく”試練を与えてくれるよな”、と思うからです。
そんな、何割減ではなく”売上ゼロ”という、ウエダ本社を引き継いだ倒産寸前の時よりその面では酷い状況ですが、そこまで悲観的になっていないのは、やはりコロナはいずれ収まるからであり、であればこの間にどうするか?を考える事ができ、抜本的転換もできるからです。
それと、入って来た頃はドロドロな話がいくつもあって、誰にも相談できない四面楚歌状態でしたが、今は、現業の所では、皆しっかりやってくれていますし、フィリピンの展開でも、一緒に転換を目指してくれる仲間がいます。
そんな事を比べていくと、表面上(数字上)の問題は大変なのですが、中身さえしっかりしてれば、何とか挽回できると思うので、今回の方が精神的にはマシなのです。
なので、必要以上に騒ぎたてる事が不毛である様に感じますし、それだけならまだしも、周りを必要以上にマイナスに落とし込んでしまう、意図しない罪を犯す事にならない様、意識していかなくてはならないと思います。
当然、そんな事は言ってられないという状況の所も沢山あると思いますし、私も背に腹は代えられない状況になるかもしれませんが、日本全体、世界全体が、背に腹は代えられない状況に陥らない様に、いずれは収まるんだ!! と、皆で言い聞かせて”気”を上げていきましょう!
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