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社長ブログ
2020.02.23
何をしたいのか?が全ての力
今週も新型コロナウィルスの影響があちこちに出ていましたが、私も参加する予定であった、虎ノ門での”働き方に関するカンファレンス2020”が、入場禁止でLIVE配信のみでの開催となりました。
なので、行く必要は無くなったのですが、元々は高価な有料イベントを、昨年登壇したお陰で無料枠を二名頂いていたので、ワクワークの山田さんと参加しながら、フィリピンの展開について打合せをする事になっていたのと、以前からお互いを紹介したかった、加藤南美さんも東京にいるとの事でしたので、入場禁止となったイベント会場の虎ノ門ヒルズでそのまま打合せをしていました。
それぞれ、バックパッカーで、方やフィリピンのストリートチルドレン、方やカンボジアの孤児と出会って、その国の貧困問題を目の当たりにし、その根源を解決しないといけないと、一人でスラムエリアに入り込んだ所から、その後、地域の人達への入り込み方、信頼のされ方、地域の人達が、その地域で生きていける様に事業を打ち立て、そこから感じる教育への問題意識から、方やフリースクール、方やビジネスセンターを建設する計画など、その強い信念から行動力、展開力まで、あまりにも酷似しているので、加藤さんにはフィリピンの山田さんについて、山田さんにはカンボジアの加藤さんについて、それぞれに話していたのが、漸くこの日に引き合わせできて、しかも、今後連携をしていく打合せをしていたのですから、私自身も興奮していました。
これから、ワクワークフィリピンの先生と、カンボジアの先生、それぞれの孤児院の子供達などの交流が生まれていくと思いますし、民間で、同じ様な目的を持って、エリアが違う団体がコラボして展開するというのも、これまでもそう無かった事だと思いますので、そういう意味でもこの連携は、単なる掛け算ではなく累乗で価値が増幅する予感がします。
今週京都で行なわれたトップフォーラムのゲストは、慶應義塾大学教授の武藤さんでしたが、全てに「私は素人でその発想が大事」との事で、多岐に渡る分野で400編以上の科学論文を出し、多数の賞を受賞されている実績も含めてのお話は、目から鱗の話のオンパレードでした。
様々な分野の専門家や大企業などが武藤先生の所に日参されているそうですが、どんな問題でもデーターの作り方が重要で、その為には、何をしたいのか?を深掘りし、それを色々な論文などで調べると、何であれ解は簡単に見つかるとの事でした。
逆に言えば、賢い専門家でも、データーの作り方を間違えていれば、そこから幾ら賢い頭脳や、多額の資本を投入しても、求める成果は上げられないので、求めるものに対してのパラメーターの選定をしっかり行えば、私でも可能性はあるのだと勇気づけられました。
コロナの話にしても、それこそ、ド素人の私などがその対策などを軽々しく批判はできないですが、ただ、問題なのは、方針がブレブレでそれが後手後手となっている事です。
ホントに低レベルで腹立たしい国会での”桜を見る会”に関する問題でも、金額の問題や招待の仕方などの話ではなく、認めれば法律違反になるから、それを隠滅したり口封じを行なって、法律に触れなければ、道徳的な事を踏み外しても何をしても良いという状況を見せつけてしまっている事が一番の問題で、そうなってしまうと、今回のコロナであれ放射能の問題であれ、どんな事を政府が言おうと全く信用されなくなって、そんな中、消費税をどうしようと、金利政策をどうしようと、何をやろうと不安が払しょくされなくなってしまうという事が大問題で、そういう面で、桜の見る会の問題は大変な問題なのです。
それを野党にしても、本質を外した追求ばかり行なっているので、一方では、いつまで”桜の会の様などうでもいい事に時間を使っているのだ”となるのですが、何故、こういう問題が起こるのか?何をどうしたいのか?の問いの立て方が違っているので、求めないといけない解が、いつまで経っても出て来ないのです。
こんな情けない光景を見ていると、武藤先生の仰る通り、”賢い人では何も解決できない”と思いますし、素人でもシンプルに、何をしたいか?どういう成果を求めないといけないのか?を追いかけていけば、我々でも成果を出していけるのでは?という気になります。
フィリピンとカンボジアで全くそれぞれで活動して来た山田貴子さんと加藤南美さんが、何故、お互い知らないのに、これだけ酷似した行動をとり、それこそ素人どころか、一人のパックパッカーからここまでできるのか?も、何をやりたいのか?どういう成果(未来)を作っていきたいのか?が明確であり、ブレずに展開して来られたからだと思います。
改めて、賢いだけで体裁や保身ばかりの政治家や官僚よりも、素人でも皆で”何をやりたいのか?” ”どういう世の中にしていきたいのか?”を、それぞれで追求していって、描いた未来に自分達で近づけていきたいものです。
コロナに負けずに!
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