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社長ブログ
2006.09.20
盛和塾全国大会
昨日から二日間盛和塾の全国大会に行っておりました。
と言っても京都の国際会館であったのですが。
京都流ブログでは言ってなかったと思いますが、盛和塾という京セラ名誉会長の稲盛氏がボランティアで行なわれている、経営者の指導塾の様な会があり、私もそこで勉強させて頂いております。
塾と言っても今や、海外(アメリカ、ブラジル、中国)を含む全国57塾で4180名程の組織になっています。
元々は20数年前に京都の経営者を中心に、是非経営指導をして欲しいと稲盛氏に日参されて、20名ほどで始まった会が、稲盛塾長の日本の世直しの為には、良い経営者を育て、良い会社を作っていく事が世の中を清浄化する事に繋がるとの思いから、今や著名な経営者もたくさんおられる4000人を超す塾になったのです。
集計によると、全塾生企業の売上はなんと21兆円にも上るらしく、それだけを取っても稲盛塾長の国への貢献度は相当なものだと思います。
その盛和塾の中で年に一度全国大会という事で、8人の選ばれた経営者が、二日間に渡り、経営体験発表をし、それに塾長がコメントするというもので、経営者の甲子園ともいうべき行事が行なわれています。
それに国際会館の収容が1800名程ですので、入りきれない人数が海外含め、全国から集まるという驚きの勉強会です。
なぜその全国大会にそれも忙しい経営者が二日間もかけて行くのかと言うと、普段自分では頑張っているつもりなのが、まだこれだけ頑張っている人が居るのか・・とか、稲盛塾長の教えには、経営の原点12か条や、フィロソフィー(哲学)がたくさんあるのですが、それを日々活動している中で、実行できていない事の検証が出来るなど、そんな気づき、戒めをする為にそれだけ多くの経営者が集まってくるのです。
京都流ででもご興味があれば盛和塾の教えなどもご紹介しますが、私自身も色々考えさせられる事がありました。
でもこれは京都流に全く無関係ではないのです。
私が京都検定の理念に賛同したのは、こういう教えがベースにあっての事ですし、以前にも言いましたが、稲盛塾長が会頭時代の発言に京都検定の源があるわけですから。
私が好きな言葉で、塾長が常に経営者がやらなければならないと言われている問いかけは、”動機善なりや私心なかりしか”というのがあります。
経営者は何か事を興そうとした時、常に、その動機は善なのですか?それは自分の私心(欲)の為にやるのではないのですか?という事を問いかけなさいという意味です。
経営者だけなく一人でも多くの人が、この発想をする事ができれば、色々な問題も一挙に解決するのではないかと思いますし、京都でももっと良くなると思うのですが。。
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