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社長ブログ

2007.02.15

世直しの為に・・

今朝京都新聞で高さ規制についてのアンケート結果が出ていました。
約80%の人が概ね賛成との事でしたが、多くの人があまり詳しく内容を知らないとの事で、まだ市民の本音はどうかは分からないところです。

建設業や、デベロッパー等は、高さ規制なんてとんでもないという話だと思いますが、私個人は本当に京都の事を長い目で見た場合、こういう抜本的なグランドデザインから考えて行かなくてはならないと思います。

昨年行った北欧を初め欧州では、建物の外観を持ち主が一切さわれないという所が結構ありますが、
その姿勢を永年貫いてきているからこそ、街全体の調和が図れているのだと思います。

日本の中でせめて京都ぐらいは、今からでも長い目で見たグランドデザインに基づく、街づくりをするべきだと思います。
当然痛みはありますが、誰かの時代から始めないといけないので、今回の規制については、色々な反対も予想される中、英断された事は凄い事だと思います。

京都流事務局のありますウエダ本社も、いわゆる田の字地区と言われる地域に含まれますので、今回の規制を受ける地域です。
我々のビルも近々建て替えを行なわなければならないと思いますが、規制後の投資効率を考えた場合、不利益を被ることになり、そういう意味では、我々も痛みを伴うと思います。
しかし、もうこれからは、自分の我だけを通している時代ではないと思いますし、企業においても、社会や地域との調和を考えていく事がより重要になってくると思います。
長い目で見てプラスになる為の痛みについては、企業はある程度背負っていかないといけないと思います。

しかし同時に、一般消費者の人々もこれからは企業をそういう目で選別し、そういう姿勢の企業を応援する事が、自分達の街や環境、生活を守る事になっていく事に繋がると思います。
不二家や関西テレビや、まあ懲りもせず次から次と、大企業が情けない企業体質で、
問題露呈していますが、おもてなし、ホスピタリティーの尺度を企業に持ち込むべきだと思います。

やっぱり京都検定の元々の理念を何とか推し進めたいと思いますね。。世直しの為に。

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