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社長ブログ
2019.05.12
SDGsで嗅ぎ分けて
長い休みも明け、令和の仕事始めとなった今週ですが、いきなり米中貿易戦争は泥沼化していく様相を見せ、北朝鮮はミサイル発射するなど、不穏な幕開けとなりました。
日本では、ロシア、韓国との関係も悪化していくばかりですし、イラン問題、イスラエル問題も、これまでとは違う展開で、中東がより複雑化していきますが、それを進めている張本人の米国大統領と”蜜月関係”、と言っていて良いのか?も含めて、政治的にはどうしていけば良いのか?私自身も分からないのが正直なところです。
ただ、やるべき事は、自分の立場から世の中を良くする為に、次の世代に向けて少しでも良い環境を作っていく事しかないと言うか、それが自分自身の存在する意義だと思っていますし、会社もその役割を果たしていく事が、会社としての存在意義であり、だからこそ存在する価値があるのだと思っています。
そんな中、今週もウエダ本社とUtena worksには、素晴らしい想いと能力を持った方々が、面白い話を持ち込んで来て頂いていました。
これらに関わっているスタッフは、日々新しい事が入って来たり、加わったりするので、本当に大変かと思いますが、これを整理して、我々のリソースと関連付けて構築していく事が、この大変厳しい世界情勢の中で、日本がどうしていくのか?ウエダ本社グループがどうしていくのか?という所に繋がる事ですので、その役割を果たしていくという事を、意気に感じてもらいたいと思います。
これから二年間、京都経済同友会の例会部会長を担当する事になり、経済界において猫も杓子も状態ですが、SDGsをテーマに上げる事にしました。
これまでも、やらないといけない!となると、本質的な事を全く理解もしていないのにポーズで行なうという事がありましたが、SDGsもその様相を呈しており、それをやらないと儲からないから、相手にされないから、という感覚で、何を揃えればいいのか?というピンと外れな話が、立派な企業、経営者の中でも普通に話されていたりします。
CSRよりもタチが悪い事に、17項目のテーマでは、どんな企業でも解釈の仕方ではやれる事になりますから、そのマッピングだけで、形式的に評価を得る為だけに進めるという事になりかねないので、せめて京都経済同友会では、少しでも実質的な気づきを持ってもらえる様にしたいと思います。
本来は、自社が何の為に存在するのか?どんな価値を世の中に提供するのか?から考えている所ではあれば、自ずと展開する事ができ、その視点から立脚する所が、しっかり仕組みを回していけば、SDGsは効果あるものになると思いますし、うちのスタッフなどにもその視点で考えて欲しいと思います。
最近、プラスチックごみの問題が騒がれていますが、これも氷山の一角で、この問題でもまだまだ知られていない事だらけでしょうし、これ以外にも、限界に近づいていながら隠されているか知られていない問題だらけでしょう。
そこに世界情勢を重ねていくと、一番大変な事に陥る可能性があるのが、特にこれまでの価値観で安穏としている日本ではないか?と感じる危機感に対して、自分の圧倒的な能力不足を感じているので、最近、加速度的に色々な人や団体と連携していっているのだと思います。
そんな理由で、決して自分自身や自社の地位や名声の為に行なっているのではないという事を、スタッフやステークホルダーの皆さんに共有と宣言をしたいと思いますし、共通課題を見ている方々には、ドンドン集まって来て頂いて、一緒に力を合わせていきたいと思います。
自社の儲けの為や、ポーズだけの所には騙されたり、利用されている時間もないですから、それらを嗅ぎ分けて、結集して参りましょう!
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