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社長ブログ

2009.01.05

平成21年1月社報~年頭所感

新年 明けましておめでとうございます。

今年は我々にとって経験したことのない、大変厳しい年になると思います。
トヨタ自動車が1950年以来の営業赤字に転落する見通しであり、ソニー、キャノンを始めとした世界で活躍する超優良企業が軒並み、人員整理に動いているという状況です。
これらによる、経済界での経費削減ムード、一般消費への影響など、所謂実体経済への本格的な影響は今年本番を迎えることになるでしょう。
またこの不況は今年一年で終るようなものではなく、数年に渡って影響していくと思います。
オフィス・企業を相手にする我々には、大逆風が吹き荒れる時代であり、普通の力で立っているだけでは
簡単に吹き飛ばされてしまうという認識をまずは共有して欲しいと思います。

しかしその様な中、実際にはウエダ本社にとって、大変なチャンスだと思っています。
業績自体は、逆風下において大変厳しくなると思いますが、この数年間で、実質無借金となった財務内容を背景に、他社が縮む中、中身、体質、組織などの強化をしっかり図っていく絶好のチャンスだと思います。
これは好景気の際には出来ないことであり、財務的に余裕がなければできませんし、財務的に余裕があっても大手(特に上場企業)では、目先の数字を上げていかなくてはならない為、長期的スパンでじっくりと展開するということができないのです。
そう考えると、分かっていても手を打っていけるところは少なく、我々には大いにチャンスがあるのです。
又、今回の不況で、日本経済の中の価値観が大きく変わる分岐点になる様にも思います。
殆どの大手や、今まで優秀とされて来た企業の価値観が、逆流し始めるターニングポイントになるかも知れません。
行き過ぎた便利さ、過剰な売り場、自社のみのことを考えた価格競争、こんなことの揺り戻しが起こってくるように思います。
ウエダ本社ではこの機に、より人にスポットを当てた展開を図り、数字だけではない中身の成長を目指していきたいと思います。

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