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社長ブログ
2009.02.10
CSRの意味と大企業の社会的責任
今週の月曜日に、京都商工会議所主催のCSRシンポジウムにパネリストとして出席させて頂きました。
CSRというと、日本語訳は”企業の社会的責任”という事であり、私もこういうテーマで連想して頂けた事は光栄だけど、日々行なっている事は、”社会的責任”で行なっていると思われると少し違うという感覚を持っていました。
しかし当日あった基調講演で言われていた事は、社会から求められる事に応える事がCSRであるという事を聞き、腹に落ちたというか、ウエダ本社で展開している事は正にCSRだったのだ、と思いました。
又、社会的責任という感覚から、慈善事業やボランティア、寄付などを行なうというイメージが強かったのですが、社員の雇用を維持し、社員とその家族を守り、しっかり税金を納めるだけで社会の役に立っているので、これが最低限のCSRだという話もあり、これなども、私がずっと思って来た事とズバリの話でした。
私も勿論、寄付、ボランティアを行なう事は立派な事だと思います。
しかしその前に、もっと足元でやるべき事、やれるべき事はあると思っており、社員とその家族を守り、取引先を守り、利益を上げ、税金を納めれば、それだけで大きな社会貢献だと思います。
その上で、もっと大きな事、やれるべき事を積み上げて行くという事がホンモノだと思うのです。
ウエダ本社で取り組んでいる事は、よく訳分からんと言われますが、私の考えている事は、上記の最低限の貢献をしっかり行ない、その上で自社の存在意義(価値)を確率する為にも、京都の為に何ができるか?とオフィスを通して何ができるか?という考えから、社会で出てくる問題に対して自社でできる事を行なっているだけなのです。
そういう目で見て頂くと、ウエダ本社で行なっている一見、事業に関係のない(京都流も勿論、含めて・・)事も、全てその考えの枠組みの中に入っている事が御理解頂けると思います。
そんな事を考えていると、腑に落ちない気がします。
今CSRに取り組んでいるのは、殆どが大企業です。
これは世界的に、CSR(企業の社会的責任)に取利組まない企業は評価されないからですが、そのCSR推進室や専任の担当者を置いている大企業が、大赤字を出した途端、従業員カット、内定取り消しに走るというのは、辻褄が合わない様に思うのですが。
それら企業の”社会的責任”という定義はどういうものなのでしょうか?
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