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社長ブログ

2020.09.05

京都流議定書の大きなテーマ

今週は決算と新年度スタートの週でした。

当たり前になったオンラインミーティングに加えて、来客なども通常に戻り、デュアルというのか、かえって以前よりも予定が詰まって、忙しくなっている様に感じます。

更に、来週開催する京都流議定書や新規展開などの対応もあって、なかなかハードな一週間でした。

月初の会議では、新年度の組織や展開についても、ここ最近、統括的な立場でやってくれているリーダー中心に纏めた内容で説明してくれていましたが、こういう事自体がうちの会社では画期的な事でした。

レベルの低い話と思われるでしょうが、今期に入る前の組織についても、私が考えていたのとリーダーが考えてくれていたものがほぼ同じであったのですが、組織の組み方というのは戦略に関係するものですから、そこの考え方が合っているという事など、ウエダ本社で20年やって来て初めての出来事でした。

そういう組織と展開の説明と、今期目標の数字説明でしたので、皆にとっても理解しやすいものだったと思いますし、不思議と前期よりもアップされた目標を見ても、多くのスタッフが前向きに捉えている感じでした。

仮に全く同じ内容の話を私がしていたら、皆の捉え方は明らかに違うものになると思いますし、数字などは特にやらされ感しかなかった様に思います。

私の理想は、皆がそれぞれの個性を発揮して、やりたい様にやって、しっかり成果を上げる組織です。

いい格好を言っている様に思われるかもしれませんがこれは本音で、人なんて所詮、自分がそう思わないと本気ではやらないという、私自身の人間に対する思いから行なっている事で、それを仕事、会社という場で、示していきたいという事が今の展開の源です。

そういう意味で、そちらの方向に動き出したというのが嬉しい事ですが、そういう意味でもこのコロナという期間は、我々にとっては大変大きな意味をもたらせてくれたと思います。

そしてそれは我々だけの話ではなく、どんな組織、どんな状況の人にも、大きな問いを投げかけていると思います。

今年の京都流議定書は、コロナが起きた瞬間から、テーマだけは決めていました。

この数年は徐々に言いたい所を具体化して来ていたのですが、今年は、改めて存在から問いかけるものとして、「人類はどの様に共存していくのか?」としました。

これには二つの意味があります。

一つは、人類同士が共存するという意味で、本来はコロナという人類にとっては共通する敵が現れたので、世界が一致団結するチャンスだったのに、逆にナショナリズムが強くなってしまった事に対しての意味と、もう一つはもっと大きなもので、コロナというウイルスすら排除するという思考ではなく、どう共存するのか?という視点から考えていく必要があるのではないか?という意味です。

排除するという事自体が人間のエゴで、ウイルスであれ、人間であれ、地球、宇宙に存在するもののごく一部であるという事から考えていかないと、今後益々、そのしっぺ返しも酷くなっていくのではないかと思います。

来週は是非、そんな大きなテーマからそれぞれで問いを立てて頂いて、コロナが大きなターニングポイントとなったと言える様に、この危機を有益なものにしていきたいものです。

そして、自律に転換しかけているウエダ本社のスタッフにも、この大テーマの京都流議定書を更に生かして、大きな転換の年にしてほしいと思います。

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