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社長ブログ

2020.05.02

レジリエンスを養いましょう

今週5月1日でウエダ本社は82周年を迎えました。

ただ今年はいつもと光景が違って、毎年お祝いのケーキをプレゼントして頂いていたハイアットリージェンシーさんも、4月中旬から休館されているので(それについてもしっかりと、休館が決まった際から再開後になりますとメールを頂いておりました)、その嬉しい訪問もなかったり、そもそもは、スタッフが交代制での出勤で一堂に集まれず、皆で祝う事もできませんでした。

そんな中、今年の皆への内祝いも、必要な物の方が良いのでは?との事から布マスクと、でもそれでは味気ないしなぁとの想いを、南ビルテナントのBOX&NEEDLEさんが、オシャレな箱でうまくセットにし、人数分を5月1日に間に合わせて届けて下さいました。

まあ区切りでもない82周年という事もあり、ホントにささやかな物ではありますが、存在しているという事だけでもおめでたい事だと思いますし、特に今回のコロナでは、そんな事を改めて考させられました。

又、リーダーが、創業記念日という事もあって、新しく入った総務担当者を誘って、創業者と私の両親のお墓を参ってくれていましたが、そんな事をしてくれる創業記念日というのが、今の時代、余計に有難く感じます。

ニュースでは、飲食業などを中心に売上9割減などと悲惨な状況が毎日報道されていて、FBなどでもを訴える投稿も多くみられます。

ウエダ本社は関係ない様に思われますが、実は大変困っていて、以前にも何度か話をしているセブ島英会話スクールが、1月に経営権取得した途端にコロナで、9割減どころか全てキャンセル、その後売上0、更に、宿泊型(三食付)のスクールなので、帰れない留学生の世話をする必要がある為閉鎖する事もできず、何より、それだけの規模のある所ですので家賃が大きく、毎月お金がドンドン流れだしているという状況です。

ハッキリ言えば、その辺りのニュースに取り上げて頂いても良いくらいの窮状ですが、そこまでバタついてないのは、ある面、手の打ちようが無いので、こちらについては待つしかないからです。

コロナに対して正しく恐れるというのと同じで、自分が手を打てる事についてはベストを尽くすが、手の及ばない事に対しては、騒ぎ立てても不安を煽るだけなので、今の報道の仕方やそれに乗っての論調が問題だと言っているのですが、いずれにしても、我々も大変なので、決して業績も安泰で言っているのではありませんが、正しく恐れて、自分で手を打てる事については必死にやっていけば、この長期に渡る苦難は大きな力になると思います。

あと、ジタバタしていないもう一つの理由は、ある程度コロナが落ち着いていった後には、やはり”人”が大事で、”人”がしっかり育っている所が、一気に良くなっていくと思うのですが、そういう面では、今の二交代制や、在宅勤務などから課題は沢山ありながら、スタッフの個人的成長や、連携が見られる様になって来て、この方向でいってくれれば何とかなる!という根拠の無い自信です。

そう考えると私自身は、倒産するかも?という所を最初に経験したのが大きいかも知れません。

根拠が無いと言いつつも、あの時から比べたらまだまだ行けるという感覚と、そこにスタッフのポテンシャルがあれば、耐えた後は反転できると思えるのです。

そういう意味ではやっぱり経験は何にも代えられない強味にもなると思いますし、このコロナの時期も、学生も新入社員も、子供だって大変ですが、先を見据えてさえいけば、大きな資産になると思います。

個人でも企業でもレジリエンス(回復力、弾力性)の勝負です。

これまでの効率追求型の米国型資本主義では、能力、スキル、お金、学歴、などで勝てなかった我々、中小企業や個人にとって、面白い時代になりますよ!

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