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社長ブログ

2017.03.05

KYOCAではお世話になりました

金曜から福岡に行っておりました。

主たる目的は、私にとってリノベーションの理想である、冷泉荘や山王マンションなどを手掛けられ、相談にも乗って頂いていたスペースアールデザインの吉原さんへの報告でした。

実は先月末で、立ち上げから行なって来たKYOCAの運営を降ろさせて頂きました。

企画からすれば約4年に渡り、殆ど苦しんでおりました(笑)が、当初計画を出していた以上の収益も上がり、ビルの存在を示すという事においては、ソーシャルと言われる世界では全国的にも知られた存在となり、京都市内ではソーシャルの拠点とも言われる様になりました。

ただ、オーナーの期待とは当初からズレもありましたので、第一段階として一息ついたこのタイミングで、運営者を変えた方が良いと進言して来て、その様になった次第です。

元々ソーシャルというものの価値は分からないと言われていたのですが、KYOCAというビルが、社会課題に向かう人達に親しまれ、その場の提供が、繋がりや、イノベーションを生み出す事になれば、収益では表す事のできない、企業価値を高める事になり、それを示していく事が私の役割と思って取り組んで来たのですが、納得頂ける所までには至らず、力不足を感じています。

この間、沢山の方々に助けて頂いたり、私がやっているならと、KYOCAにイベントを持ち込んで頂いたり、入居して頂いた所もあり、本当に申し訳なく思いますが、私自身が方向性が合わないまま行なっていても、その方々に向けても良いフィードバックができず、結果、誰の為にもならないと思いますので、その様な結論とさせて頂きました。

運営は外れるとは言え、私が引き込んだ方々への責任は、それぞれに果たしていきたいと思います。

今後はサブリースで一括借り上げして展開する所を選定していく事になりますが、新たな運営者が、あの場や積み重ねて来た繋がりの価値を生かして、更に発展させてくれる事を望みます。

昨日福岡で、昼と夜に別々でお会いした初対面の方からそれぞれに、”先週KYOCAに行きました”、”先月KYOCAに行きました”と言われて驚いたと共に、それだけ広がった事を改めて感じて、嬉しくなりました。

又嬉しかったと言えば、今週、門川市長の所に訪問した事を、市長のブログに載せて頂いていたのですが、大変アクセスが多く、”岡村さんと話してきたソーシャルの展開がそれだけ認められている証拠で嬉しかった”と、わざわざ市長からお電話頂いて感激しました。

土曜日は、面白い動きが起こっていると聞いていた、八女、柳川、久留米を回りました。

そこで共通するのは、人がポイントであるという事で、人が集まり、繋がり、自己増殖的に価値を生み出し広がりつつあるという事です。

そこには多大な投資や、強烈なリーダーシップがあるわけではなく、それだけにジワジワ感というか、少なくとも、箱を作って終わってしまうという資本投下型の開発とは全く違う、面白さ、あえて言うならば幸せな感じが漂っているのです。

そして、福岡周辺だけでも、その様に盛り上がっている地域が沢山ありますが、それらがいずれ繋がり出した時、一気に価値観の大転換が起こる様に思います。

それを「夢見て」ではなく 「目指して」、この数年KYOCAに時間を費やして疎かになっていた、自社ビルに改めて力を注いで、その大きな繋がりに乗っていける様にしたいと思います。

最後に改めて、これまで、少しでもKYOCAに関心を寄せて頂いた方を含めて、関わって頂いた本当に沢山の皆様に感謝申し上げます。

そして又、別の形で発信や、お願いもする事もあるかと思いますが、今後ともよろしくお願い致します。

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