BLOG

社長ブログ

2016.06.19

業界の常識と女性脳

漸く、舛添都知事が辞任という形になり、この話題も収束しそうです。

と、言うのは本来おかしい話で、問題はTOPとしての資質という事だけではなく、本質的には政治資金の使い道が、ほぼ、”何でも有り”に近い形であったという事で、そこにおいては国会議員もどこまで糾弾できるのか?と思います。
初め静観していたものが、途中から参院選への影響を考え、逆に一人を潰して収束を図ったという所で、今回問題となった”せこさ”は別として、どこまで他の国政、地方含めた議員さんが、この本質を糾弾できるのでしょうか?

それだけに、やはり金額の大小ではなく、駄目なものは駄目という線引きが必要なのだと思いますし、政治の特殊な世界だけの当たり前を抜本的に見直してもらいたいと思います。

その世界だけの常識というのは、政治の世界だけではなく、どの業界にもあると思います。

以前からずっとこの様にやってきた、

皆がこの様にやっている、

という話は、それが一般の概念や新たな潮流が出てきた際に、その業界内で凝り固まった人から出る話です。

ところが、ネット、SNS社会では、白日の下に晒されるので、所謂、業界の常識でも世間の非常識は通用しなくなっていきますし、増してやAI、ビックデーターという世界では、業界の素人でも、どんどん参入していく事になるので、今まででは有りえなかった、どんでん返しが、一瞬にして起きてしまう事もあると思います。

それぞれの所謂、勝ち組と言われる所ほど、新たな潮流に対して、否定的で、あんなものは・・という話になります。
そして、そういう話は、現状で裏打ちされたものであるので、論理的に説明され、反論の余地もない事が多いのですが、新たな潮流は、何となくそんな感じがするというもので、しっかりとしたロジックもないところから始まるものですから、我々の様な弱小の会社ほど、業界の常識を疑い、あくまで一般常識に照らして、そんな現状や、勝ち組論理への違和感を大事にしていきたいと思います。

今週もソーシャルビジネスを展開している人や、本業としての稼ぎをベースに、大きな問題意識で社会課題に向かっている方々と沢山、お会いしました。

それらはロジックで考えると、割に合わない話ばかりですし、それで流れが変えられるのか?と問われると、ロジックでは説明がつきません。

ただ、言えるのは、どの話もワクワク感があり、何となく光を感じます。

そして、面白いなあ~、真似できないなあ~と感じる展開をされているのは、殆ど女性である事に気づきます。

そういう面でも、女性の活躍支援というものも、単に、育休や早帰りできる制度を整えるとか、管理職の女性比率を高めるという話ではなく、これも本質的に、男性がロジックで作った社会フレームの中で考えるのはなく、女性が感性で突っ走り、それをサポートできる様なフレーム作りが必要なのではないかと思います。

そしてこの問題も、ウエダ本社で男性脳で考えるのではなく、女性脳で考えないと本質が変えられないという事で設立したのがMegami http://www.ueda-h.co.jp/megami/という会社です。

その代表の小島も出演しますが、京都流議定書二日目には、「女性が活き活きと活躍できる組織とイノベーションを生みだすダイバーシティ経営」というパネルディスカッションも行いますので、そのフレーム(土壌)作りから考えておられる企業関係者は是非、ご参加下さい。

舛添さんも、ここを研究してもらえば、女性を味方にできる対応ができて、結果が違ったかも知れないですね。

Category

Tag