BLOG ブログ
社長ブログ
2016.04.24
ポートランド レポート
今週は日曜日から米国のポートランドに行っておりました。
数年前から、ソーシャルや町づくりなどで活動して いる人達の間では最も注目されていた都市だけ に、ずっと行きたかったのですが、今回、副委員長 を務めている京都経済同友会のイノベーションと 大学を考える委員会での視察があり、その役割と いうよりは、是非行きたい!の一心で参加して来 ました。
今や全米で最も住みたい町、しかも30代を中心に 若者が住みたい町と言われるポートランドも、以前 はかなり荒んでいて、危ない町だったそうです。
何故そこから今の様な注目の町になったのか?を 聞いていると、切欠は食、それも地元の食材であ ったそうです。
ニューヨークやロサンゼルスなどの地価が高騰して、都心では店を出せないシェフ達が、豊富な食材に目をつけ、それを生かしたレストランを作り出した事から、クラフトマンやアーティストなど同様の価値観を持つ人が集まり、魅力的な町へと変貌していったのだそうです。
ホールフーズマーケットという全米中心に展開すオーガニック中心のスーパーにも行って感激していると、何とポートランドではその先を行っており、ホールフーズでさえ、地元のニューシーズンズというスーパーに駆逐されていっているとの事でした。
こんな一つ一つが、多大な投資をしてハコモノを作ったというのではなく、むしろ逆で、中身から作っていったものが、ジワジワと広がり大きくなったというイメージで、この感覚こそ日本が吸収すべきものなのですが、まだ時間かかるでしょうかね。
Category