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社長ブログ

2012.06.16

理念に対して

今週は社員面談を行なっていましたが、まだまだ皆に浸透させていかなくてはならない点は、何故、経営理念から発想しなければいけないかという事です。

多くの会社では、経営理念というものは、お題目になっているのも事実ですが、うちの会社では、単に理想を掲げているのではなく、目標であり、うちの会社が存在する意義であり、という事は逆に、そこへ向わないと存在する意義が無いというものになっています。

そういう想いは以前から持っていたのですが、一昨年の京都流議定書でオムロンさんの社憲という考えや、理念と指針の定義を知り、人間としての使命としての基本理念から、何の為に経営するのかという経営理念、そしてそれらから落としこんだ経営指針と行動指針という構成に整理したものが、現在の理念と指針です。

と、いうものなので、うちの会社で仕事を行なっていこうとする人は、それを少しでも早く、深く理解する事が、実は一番、優先してやるべき事なのですが、その理屈がまだまだ腹落ちしていないと思います。

理想郷でもあり、憲法でもあり、航海図の様なものでもあるので、それを理解せず、違う方向でいくら一生懸命動いても、無駄になってしまうのです。

作業と仕事の話もしょっちゅうしますが、成果を出すのが仕事ですから、その為には、目的と行動を一致させていかなくてはなりません。

ウエダ本社として、向っていく所、目指しているモノをよーく見て、それに自分として、得意な物や、やりたい事を関連付けていく事が、その組織に居る限りは、最も、自分自身が楽しく、しかも成果も上げていける方法なのです。

理念を吸収しろという様な事を言うと、何か、思想教育の様に受け取る人も居るかも知れませんが、そんな話ではなく、あくまで、自分自身が活躍し、評価を受けていく為なのです。

会社の方向性にあった中で、自分の得意な事、やりたい事を行なう、しかもその前提である、会社の理念が世の中の為になる事であれば、自分がやりたい事を楽しく行なう仕事が、世の中の為になるのですから、これが一番、生きている価値のある事だと私は思います。

そして、そんな会社にする事、そんな想いの人が集まる会社が、私の理想です。

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