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社長ブログ

2019.06.30

皆で進める働き方改革

今週は、こちらも大変有り難い事例となった浄土宗さんへ、ご挨拶と御礼にお邪魔しました。

宗務庁という言わば浄土宗さんの全てを取り仕切られるオフィスを、全面的に出掛けさせて頂いた事自体、大変な事例なのですが、それを我々の特徴である、ワークショップを導入して頂いて作らせて頂いた事や、既存の関わり、やり方を抜本的に見直しての展開であった為、実は内部では反対や問題もありながら、責任者の方が、ご自分が責任を負って担当の方に好きにやれ!と言って頂いたからこそ出来た改革であった事など、本当に有り難い事例となりました。

元々は、龍谷大学大学院で授業をさせて頂いた際に、我々の展開に興味を持って頂いた方が、今回のご担当に繋いで頂き、その方が又、我々の価値観などを気に入って頂いて強く推して頂き、それをその責任者の方が”好きにやれ!”と組織内で傘となって頂いたそうなのですが、そんな価値観の数珠繋ぎで、既存のやり方とは全く違う展開ができたのです。

ご担当の方からは、”ウエダ本社の皆さんは我々以上に、宗教心(理念)をしっかりお持ちですよ”と言って頂きましたが、それこそ宗教の”総本山”の方に、その様に言って頂けて、リップサービスにしてもお墨付きを頂いた様で大変嬉しく思いました。

こんな事例が出てくる様になって、最近特に、取引が無かったり、あまり積極的でなかった仕入先さんから次々に、ご提案や提携依頼を頂ける様になってきています。

又一方で、従来、我々が卸していた販売店さんを飛ばして直接取引できないか?というお話もよく頂きます。

これらのケースにおいてどう考えるか?ですが、私の考えは至ってシンプルで、仕入先さんにおいては、同等の物やサービスであれば、長年お付き合い頂いた仕入先さんでやるべきですが、そこに無かったり、他社の方が強いなら、強い所でやるべきという事ですし、卸先においては、その販売店さんが自社の商売と考えてしっかりと営業をされているのであれば、飛ばすなどという考えは毛頭なく、タイアップさせて頂いてやっていきますが、ほぼ役割も果たさず、こちらに全て押し付けて来られる様な販売店さんとは、やっていけません。

昔ながらの流通に携わられていない方からすれば、何を当たり前の事をクドクド言ってるの?って感じかと思いますが、今だにこんな感覚が残っているのです。

お陰様で、浄土宗さんの様な例も増えて来て、先々まで案件を頂いているのですが、まだまだ体質改善や仕組み化ができておらず、このままでは、折角良い展開になりながら、スタッフが疲弊してしまうという本末転倒な事になってしまいます。

本質的な働き方改革を進める為にもやるべき事は、メリハリを付けて、価値観を理解して頂ける先とトコトンやるという事です。

価値観が合わない所とやると、手間はかかるし、価値観が合わないから伝わらないし、意味が分からないから有り難くも思ってもらえず、結局はモノの値段だけという話にもなり、更に悪い事に、行き違いが起こりやすく揉め事も多くなりますから、そんな所で仕事していても、時間ばかりかかり、とてもイキイキと働く事にはつながらないのです。

労働人口も減る中、生産性を上げていくのは、AI化やロボット化だけではなく、こんな大いなる無駄を省いていくべきだと思うのです。

無用な相見積もりなど取らず、信頼に基づく取引を行えると、大幅な時間削減となり、何よりも精神的なストレスが全く違うものになります。

勿論、人の価値を見ず、徹底的に安値追求をする所、バイイングパワーで買い叩く所と、その量を求めて、それを受けたい企業は、その合った価値観でやれば良いと思います。

もう従来からの取引だからとか、業界の常識だからとか、そんな所からの呪縛を取り払っていく事が、難しい技術がなくともできる働き方改革(生産性向上)策だと思いますし、皆でそこに向けて進めていけば一気に働き方改革も進めていけると思います。

そんな事で、これから我々としっかり組んで頂ける仕入先さん、お取引先さん、沢山の好事例を作って、働き方改革を進めて参りましょう!

 

 

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