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社長ブログ
2019.03.31
貧しさを求めて優秀な人は集まる?
ある京大の先生から衝撃的な話を聞きました。
その先生は、韓国、朝鮮半島を中心に東アジアが専門の先生で、京大では大学院から、大学での一般教養も受け持っておられるので、一般大学生~院生と、全部の学部に渡って見ておられるそうですが、その上で、大変な危機感を持っておられるとのお話でした。
それは、何と言っても日本の最高レベルの大学でありながら、合格した時は喜んでいた受験生が、晴れて京大生となった4月には既に目の輝きを無くしていて、燃え尽きた感があるという事ですが、驚きなのは、それに対して、韓国の留学生に何故、京大に来たのか?を尋ねると、口々に、”貧しい環境を求めて来た”と答えるのだそうです。
韓国のエリートが行く様な大学は、三星や現代などが多額の寄付をしていて、校舎や設備は最新鋭、食堂は高級レストランの様相という環境らしく、そんな所では自分が磨かれないからと、校舎はボロボロ、使い古した木製の机や椅子で勉強するという、貧しい環境に身を置くために京大に来たという事なのだそうです。
日本での報道を見ていると、韓国も経済は厳しく、国内問題から目をそらすために、日本を標的にして、、、という様な論調で、日本の方が経済的にも、国力的にも、断然上だという様な印象を与えられますが、韓国エリートが日本に貧しさを求めて来ている現実に、いくつもの深刻な日本の問題を感じます。
京大に入った事で、既に燃え尽きてしまった、日本の最高レベルの学生たちは、どこに行くのでしょうか?
腐っても鯛というと語弊があるかもしれませんが、殆どの学生は、所謂、一流企業や、官僚になる人、政治家になる人もいるでしょう。
又、日本の重要な技術や、そのイノベーションを生み出そうとする研究者になっていく人など、多くの京大生は、日本の中核になる所に入って行かれるのだと思います。
間違えない様に補足をすると、京大の先生から聞いたから京大の話として書いているだけで、間違いなく京大だけの話ではなく、他の最高レベルの大学でも同じような状況だと思います。
ここ最近、焦りの様な話ばかりをしていますが、こんな状況で、チンタラとやっていては、間に合わない!という想いが強まるばかりなのと、一方では、素晴らしい能力を持った若者が沢山出て来ているのを知っているだけに、何とか、この力に乗って反転しないと!という想いが強まるばかりですので、ご容赦下さい(笑)
今週、中途採用で総合職の女性社員が入って来ました。
4月1日からの新入社員と一緒でも良かったのですが、基本的に募集もしていない時期に応募をして来てくれて、入社まで漕ぎ着けた人なので、一日でも先輩の方が良いだろうと、今週の入社にしました。
そして4月1日には、ウエダ本社を目指して、昨年の5月には入社する事を決めてくれていた二名の新入社員も入って来てくれます。
日本も一部では、能力ある若い人は、ピカピカの大企業ではなく、”貧しい”環境を求めて我々の様な会社にも集まって来てくれているのでしょうか?
残念ながら?うちは仕事柄オフィスは綺麗でボロボロの環境ではありませんが、そんな想いのある新しいメンバーも増強して、新たな元号の時代に向かって、ピッチを上げていきたいと思います。
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