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社長ブログ
2025.01.02
2025年頭所感
2025年明けましておめでとうございます。
今年は昭和でいうと100年とのことで、2000年問題の際に、元号でのシステムを変更していなかったコンピューターもあるのでは?という、2025年問題というのもあるそうですが、システムもさる事ながら、今年で団塊世代が75歳の後期高齢者となり、団塊ジュニア世代も50歳以上となって、レガシーシステムを知る人材がいなくなってしまうという問題がある様です。
ちなみに昭和元年というのは大正15年12月25日から7日しかなかったのですが、私の母親は、その昭和元年12月25日生まれで、生きていれば今年100歳で、正に昭和の最初の日に生まれたということで希少な存在ですが、その昭和が100年経ったのと共に、私がウエダ本社に常勤として関わった2000年からも25年、四半世紀が経過したと思うと、隔世の感があります。
昨年は、米国を始め世界各国で選挙が行われ、史上最高の選挙の投票者数だったそうですが、世界的にも与党が敗退し、混迷と分断、自国主義は一気に進んでいます。
そして1月20日からはトランプ政権がスタートすることから、その動きは、よりというレベルではなく加速していくでしょうし、特に気候温暖化対策のパリ協定や、軍事面においてのNATO離脱など、これまでの話をご破算にしていくことが考えられ、世界中がその唯我独尊ぶりに振り回されていくことになるでしょう。
そんな世界においては、「つなぐ」ということが生命線と言ってもよいくらい重要になっていくと思いますし、そんな役割は日本にしかできないのでは?と思います。
政治も低次元の面子や足の引っ張り合いなどに時間もお金もかけていないで、世界の中で果たせる役割を考えて欲しいですし、我々も政治家を批判したり頼っているだけではなく、それぞれでできる役割を果たしていかないといけないと思います。
ウエダ本社は”働く環境の総合商社”としてぶち上げていますが、総合商社という形態は外国には無いと言われています。
ミネラルウォーターから宇宙衛星までと言われる様に広範囲で複雑な流通、商慣習を、つないでいくのが総合商社の役割ですが、明治初期の貿易で日本人にとって搾取された状況から三井物産や三菱商事という会社ができてきたり、その後150年の間には何度も商社不要論と言われる危機もありながら、形を変えてビジネスを進化させて生き残ってきたことなどを見れば、これからの時代、日本の商社の在り方にヒントがある様に思います。
2000年当時、卸、商社不要論の風が吹き荒れて倒産の危機にあったウエダ本社もその後”働く環境の総合商社”として形を変え、ここ数年は、”中小企業と地方が日本にとっての生命線”と唱えて、昨年は、地方への展開を一気に進めて参りました。
元々、物をある所から無い所にディーリングしてきたのが商社ですが、今年我々は、京都と地方に東京での展開を加えながら、人を中心にして、それぞれの地域資産をつないで価値創出していく日本の新たな商社モデルを構築して参りますので、更なるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
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