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社長ブログ
2018.12.29
平成30年最後の想い
本当に年の瀬?と思うほど、通常と何ら変わりの無い様な年末ですが、ウエダ本社も昨日最終日を迎え、大掃除と忘年会で締めくくりました。
大掃除と言っても、3時頃まで通常営業の後、月末処理の中行うので、大掃除?とは言える一掃した感じもないですし、年始もカレンダー上、7日が初出しかしょうがないので、正月気分も全くなく、初日から営業会議となってしまいます。
来年は、ゴールデンウィーク、お盆も大型連休となるので、大幅に休みが増える中、まだまだ休みを増やし、平日も時短という流れで、兎に角、働く事を減らして休もう、と寄ってたかって啓もうをしている様に感じます。
この流れでいけば、益々、”ワーク”と”ライフ”が分かれていって、短時間の中で成果をより上げないといけない”ワーク”は、情緒などに全く浸る事のできない時間となり、バタバタとして気が付けば、もうお盆や正月で長期?休暇を取るという、ある意味これも何か、余白の無いスパイラルに入っていく様に思います。
長期休暇にしても一緒に休むから、何処でもが混み、旅行代金も高いですが、少しずらせる事ができるだけで、豊かな時間を得られます。
さらにそれよりも、平日も休めたり、必要な時に休める事の方がどれだけ有効かと思います。
今月は、3か月に一度行っている、スタッフとの役割や目標のすり合わせの面談がありましたが、今回は、それぞれの弱みと、大事にしている事を、できるだけ皆で共有して欲しいという事で、出してもらう様にしました。
人それぞれ、大事な事、優先したい事は違う筈で、それが同じ日に休んでも、全員に良いとは限りません。
最近社内でよく例にする話ですが、うちのスタッフで、コンサートによく行く人がいます。
それも奥さんと共通の趣味で、特定のファンというより、何グループかのコンサートにチケットが取れれば行くので、ちょこちょこ休むのですが、それを共有している為、平日堂々と、”~のチケットが取れたので午後から休みます”と言って出かけていくのです。
しかしこれがこの夫婦にとって豊かな事であれば、この方たちに、土日休みや、祭日も含めて連休を”強制”するより、取りたい時に優先したい事ができる事の方が、間違いなく有意義な時間になると思うのです。
その大事な事がそれぞれ違う筈で、それを皆で共有すれば、あの人のああいう事については、しょうがないと認められ、その事で、その人がリフレッシュできれば、本人は勿論、周りの仲間や会社にとっても良い事だらけだと思うのです。
人はそれぞれ皆違います。
そして、人間は素晴らしい能力を持っています。
そのそれぞれ”人間”が、自ら、自分の考えや、要望に合わせて選択していけるようにする事、そういう環境を作っていく事が、抜本的に考えていくべき問題だと思います。
だからこそ、”ワーク”と”ライフ”を分けるべきではないと言い続けているのと、国が必要以上に、”休め”、あるいは”休ませろ”、”早く帰れ”などと強制するものではないし、それこそ、”人”を本質的には尊重していない様にすら感じてしまうのです。
デジタル化が進んでいく事は止まらないですし、無味乾燥化が進む一方、人そのもの、人にしかできない事がより重要になってくると思います。
それだけに、これまでの流れのまま、中身も無いのにただ形式だけ続けていく事に大きな危機感を持ってしまいます。
と、いう訳でもないのですが、時間が取れない事も理由に、年賀状についても再考して、数を減らしています。
(決してこの言い訳の為のブログではありません・・(笑))
先月行っていたデジタル先進国のデンマークでは、郵便局は全く無くなってしまったそうです。
日本は、そこまで振り切った事はできないと思いますが、それだけに、”人”そのもの、それぞれを活かす環境、風土、そしてそれをサポートする制度という考え方にしていかないといけないと思うのです。
それに向けてもこの二、三年が大きな勝負時になる様に感じます。
まずは来年、女性の”働く”についての課題に、徹底的に向き合っていきたいと思いますので、utena works株式会社を、ウエダ本社同様、よろしくお願い致します。
今年一年、特に、このブログをお読み頂いている方には、大変お世話になったと思います。
(ウエダ本社に興味を持って頂いているだけで、この価値を広めていこうとする我々にとっては、大変有難い存在です)
来年も飽きもせず、同様の想いを綴っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
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